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よんきゅ部屋

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屋久島の春(その2)

登山から戻った後は筋肉の疲れをいやすべく、尾之間(おのあいだ)温泉へ。共同浴場という感じであるが、温泉はしっかりにおいもついていて、入っているとどんどん体の中から熱くなっていく。これぞ本当の温泉というものだろう。

夕食後、今度は宿のご主人に、海岸まで連れて行ってもらって星を見た。道路沿いの電灯のあるところから、無いところへどんどん下りていくと、見える星の数がどんどん増えていく。都会では絶対に見ることのできない空の風景だ。オリオン座のすべての星が見える。三つ星は都会でも見えるがその下の小三つ星もちゃんと見えた。都会でも見える冬の大三角形はもちろんのこと、見えづらい牡牛座のアルデバランも見える。北斗七星もすべてはっきり見えるし、周りに何もないのでとても大きく見える。本当に星が降ってきそう、夜空にはこんなに星があるのかと思った。海岸では夜光虫も少し見えてきれいだった(数は少なかったが)。夏にも星を見たいものだ。

翌日は飛行機までの時間、せっかくなのでレンタカーで立ち寄れる観光スポットに寄ってみる。まずは大川(おおこ)の滝、滝壺のそばまで行けるので、しぶきが風に流されて少しだけかかる。冷たいが気持ちよい。すぐ前の海は東シナ海、天気もよくとても美しい。

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次に立ち寄ったのは、湯泊温泉。なんとこの温泉は海岸にあるのだ。波打ち際にあって、海をみながら入浴できる。誰もいないので少しだけ入ってみる。ぬるいが確実に温泉だ。ちょっと風が寒いかな...。

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それから大急ぎで今度は千尋(せんぴろ)の滝へ。こちらは遠くからしか見ることができないが、滝の両側、特に左側の崖がすごい形をしている。これはなかなか見られない景色だ。途中、道にサルが出没、これもまた自然でよい。麓の山河(やまんこ)公園に行くと、何と桜が咲いていて、花見をしている人までいた。この公園の湧き水もおいしかった。もう季節は完全に春という感じ。この後飛行機に乗ってかえって空港に降り立ったときには寒かった...。ちなみに、屋久島からは種子島も見えるので、ロケットの打ち上げは見えるらしい。見られずにちょっと残念ではあったが...。

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この季節に南の島も素晴らしい。もう一度季節を変えて、海のレジャーができるときにもまた来てみたいと思った。


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